「男と女の文化史」源氏物語の講義は本当に難解だったのか
レポートについてのディスカッションで、「源氏物語をレポートに選んだ人が少ないけれど、源氏は難解だったのか。日本人として源氏が理解できないのは残念なこと」という主旨の投稿があった。
私が採点した限りでは、源氏を選択した人は決して少なくなかった。少ないのはむしろ、ローレライ~ドイツ文学の方ではなかったかと思う。
源氏物語の講義は、講師の先生の主な研究からみてもわかるとおり、源氏物語そのものではなく、むしろその書誌学的、文学史的研究にあったと思う。
だから、今は散逸してしまったらしい帖についての話が多かった。
それで、源氏物語の講義は、狭い意味では「男と女の文化史」から外れてしまった面があったかもしれない。
そして、源氏をレポートに選んでないからといって、源氏が理解できていないわけではない。
もちろん、狂歌をたしなむ遊女を課題にしたからといって、狂歌が源氏より価値が低いわけでもない。
狂歌もまた、日本が世界に誇れる文化であることにかわりはない。
「知識ゼロから始めるデジタルサイネージ入門」最終レポートが返ってきた
受講生が少ないようなので、採点には時間がかかると思っていたけれど、意外とすぐに結果が出た。
短いレポートが多いので、採点が簡単だったのかもしれない。
点数は少し減点されていたが、自分でも具体性に欠けるレポートだと思ったので、納得している。
ただ、採点者からのコメントには、いい事しか書いてないので、なぜ減点したのかはわからない。
こういう、コメントでは褒めているけれど点数では減点してある、というパターンも、gaccoの相互採点ではよくあることだ。
細かいコメントをつけるのが面倒なのかもしれない。