筑波大学「嘉納治五郎とオリンピック・ムーブメント」2週目
「科学技術コミュニケーション」のレポートは少しずつ書きながら、こちらの2週目を先に受講した。
「Week2:東京オリンピックへの道」
2-1. アジア人初のIOC委員
2-2. 関東大震災と嘉納治五郎
2-3. オリンピックの東京招致
2-4. 嘉納の逝去と大会返上
2-5. 1964年東京オリンピックへの継承
2-6. 資料動画(1)~オリンピック招致の関連資料
2-7. 資料動画(2)~「日本」写真集と幻の東京・札幌大会パンフレット
日本から欧州まで20日間もかかるという時代に、日本にオリンピックを誘致しようとする苦労と、堂々とした信念とがうかがわれる講義だった。
嘉納治五郎は、選手に対してただ勝つことを目的として勧めず、
「君の最善を尽くせ」
「最善を尽くした上の勝敗は男子の本懐なり」
「身体・元気・気品の三者を持って臨め」
と諭した。
スポーツを通して精神の気高さを教えようとする、素晴らしい教育者だと思う。
それにしてもこの講座は受講者が少ない。
登録者は40万人だというのに、実際の受講者は数十人でしかない。
gaccoの存続が心配になってくる。