「ようこそ、科学技術コミュニケーション」の受講を終えて
北海道大学「ようこそ、科学技術コミュニケーション」の修了証を受け取った。
講師の先生のサインが10人分もあって、この講座がどんなに力の入ったものだったのか、あらためて伺える。
サインのないTAさんも、ディスカッションに参加して盛り上げようとしていたし。
その意気込みの反面、クイズやレポートの出題ミスが多かったのが残念だった。
北海道大学は、オープンエデュケーションセンターを持っていて、gaccoで「オープンエデュケーションと未来の学び」という講座を開講したこともある、日本のMOOCをリードする存在。
あの頃、描かれていたMOOCの夢は、受講生の大幅な減少という現実を前にしている。
ディスカッションでも、以前は積極的に発言していた人たちをあまり見かけなくなった。
gaccoも学校だから、みんな卒業してしまったのかな、なんて思ったりする。
今回の講座では、せっかくTAさんがディスカッションをリードしてくれようとしたのに、受講生がそれを止めてしまい、結局、自分たちでも盛り上げることができないままで終わってしまった。
「コミュニケーション」と名のつく講座でコミュニケーションができないこと。
4年を経ても、ファシリテイターとなる受講生を育てられなかったこと。
それがgaccoの抱える問題であり、これから先の課題であると思う。