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東北大学「男と女の文化史」2週目はさらに興味深かった

「男と女の文化史」の第一週目のテーマは「表現する遊女から表現される遊女へ」。

東北大学の高橋章則先生の講義、これが、講義というよりも静かな一人芝居のようで、とても魅力がある。

その内容も、歴史の中の無名の人々、普通の個人を主体とし、その個性を探ろうとするもの。

江戸時代の狂歌をとりあげ、「文芸社会史」という研究の切り口としていく。

歴史とは何か、何を目指して歴史を学ぶのか、そこから考えさせられる。

参考図書になっている高橋先生の著書、「江戸の転勤族」という本も図書館で借りてきた。 

 

江戸時代に生まれ遊女となった女性が、ただ受動的に生きるのではなく、教養を身に着け狂歌をたしなみ、それによって自己表現をなし遂げていく。

無名であっても、自分を磨き誇りある生き方をした人たちに焦点をあてる、そんな歴史研究に出会えたことに感謝したい。

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