素晴らしい講義が続いている「男と女の文化史」、第三週目は「男を滅ぼす女—ドイツ文学の女性像—」。
ドイツの伝説、文学、あるいは北欧の伝説に表れる、男を虜にし最後には命まで奪ってしまう、美しい女性たち。
さまざまな性格、魅力を持つ女性たちの姿が、くっきりと講義され、とても興味をひかれた。
彼女たちが男を滅ぼすのは、愛する人のためであり、その物語の成立は、そこまで深く彼女たちに愛されたいという、男性である作者の願望のあらわれである。
なるほど、女性の作家であれば、そんな物語は書かないのかもしれない。
先週の、源氏物語との比較をしてみても面白いかな、と思う。
にほんブログ村