レポートの模範解答が公開されている
「ようこそ、科学技術コミュニケーション」の最終レポートの、模範解答例が公開されている。
レポートのどこをポイントにして採点・評価すればいいのか、わかりやすい例示にもなっている。
最初に気がつくのは、この模範例のレポートの文体が「です、ます体」であるということだ。
レポートとは論述するものであり文学作品ではないのだから、「だ、である体」で書くのが当然だと思っていた。
だから、他の受講者のレポートを採点していて「です、ます」で書いてあるレポートに遭遇すると、その点をコメントに書いて今後の改善を促すようにしていた。
「です、ます体」で語りかけてくるようなレポートを読んでも、レポートらしくなくて、なんだか論点がぼやけてしまうような気がする。
もうひとつ、このレポートでは、引用元の表示、つまり参考文献や引用元のURLを明示するように求められていて、それがなければ減点の対象になっている。
そのような指示、条件が、課題には書いてなかったのにもかかわらず。
確かに、大学で単位を取得するためにレポートを出すのなら、参考文献を挙げるのは当然のことなのだけれど、gaccoのレポートでそれが常識だとは思っていなかった。
ちょっと考え込んでしまう模範解答だった。
大阪市立大学「都市史研究の最前線―大阪を中心に―」の修了証をもらった
修了証が発行されていて、最終成績は80%だった。
やはり、このところのgaccoにしては、ちょっと難易度高めの講座だったかなと思う。
もっとも、gacco本来の意義である、大学の講座をオープンにするという事から見れば、それがあるべき姿なのかなとも思う。
この講座には英語のキャプションがあり、クイズも英語で解答できるという事は、世界に向けての発信だったろうと思うけれど、それがどのくらい活用されたのだろうか。
4年目を迎えて、受講生が減少しているらしいgaccoには、転換期が来ているように思う。